挨拶
世界的にグローバル化が急速に進み、日本でも外国人人材の雇用が増加しています。アジアを中心に来日する外国人も急増しており、日本語学校等に入学する留学生も増加の一途を辿っています。
このような情勢の中で、日本語学校はその存在意義を高めていると言えるでしょう。日本語学校に入学する留学生の多くが、日本の大学をはじめ大学院や専門学校などへの進学を希望しています。そして、その後は日本での就労を希望している場合が多いようです。
そういった意味においては、日本語学校は大学への進学のための一ステップに過ぎないように見えますが、そうではありません。日本に初めて来て学ぶ場所である日本語学校が、その留学生に与える影響は非常に大きく、重要なものになっているのです。
多くの留学生たちの希望である、入学したい大学等への入学の道筋を、日本語教育を通じて各自に示してあげる必要があります。
日本語教育は日本語を学ぶだけではなく、日本の歴史や文化、国民性に至るまでをも包括するものです。そうすることにより、留学生一人ひとりの目的意識を高めることができます。そして、教育する側の日本語学校も教育の質を担保しなければなりません。勘や経験則のみではなく、必要に応じて形式化や数値化して論理的な根拠を示していかなければならない、ということです。
このように日本語学校の使命は多岐多様に渡りますが、国際化が進む中、当学院に入学する留学生等に対して、日本語教育を中心に日本の本質を理解し、国際社会の中で国際貢献のできる人材に育ってくれることを信じて、当学院スタッフと一丸となり努力していく所存です。
校長 大関恒夫
慶応義塾大学文学部を卒業後、専攻の文学以外に、歴史や心理学等にも独自に研鑽を重ね、教育現場における学生指導に大いに役立てています。
25年以上にわたり、専門学校専門学科及び日本語科で専任教員、教務主任等を務め、現在は東京三友国際学院校長に就任しました。
長い教育歴のうち、20年近くを留学生に携わり、留学生教育と進学指導には豊富な経験を持ち、送り出した卒業生の多くが日本や世界各国にて活躍しています。